結婚詐欺 43歳の女を送検 被害は総額1億円か 広島市

ニュース内容

結婚していることを隠して、男性から現金をだまし取ったとして、43歳の女が送検されました。女は、およそ1億円を受け取っていたとみられています。

詐欺の疑いで送検されたのは、広島市西区楠木町の無職・小河祐子容疑者(43)です。

警察によりますと、小河容疑者は、おととし4月から去年10月にかけて、結婚していることを隠したうえで、婚活サイトで知り合った福岡県の男性に、「借金がなくならないとあなたと結婚できない。私と結婚する気があるならお金の援助をしてよ」などと持ちかけて、現金386万円をだまし取った疑いがもたれています。

調べに対して小河容疑者は、「現金を振り込ませたことは間違いないが、結婚をほのめかしてはいない」と供述しているということです。

警察は、小河容疑者がおよそ5年間で、別の3人の男性などから同じような手口で、あわせて1億円相当の現金や物品を受け取っていたとみて調べています。

最終更新:1/22(水) 18:31 RCC中国放送

弁護士からのコメント

今回のニュースは、婚活サイトを利用した結婚詐欺の事例です。
結婚詐欺についての詳細や対策については、下記ページに記載しておりますのでご参照ください。

結婚詐欺は従来から行われている典型的な詐欺の1つですが、今回のニュースにあるよう最近では、婚活サイトや婚活アプリが出会いのきっかけの主流となってきています。

婚活サイトや婚活アプリを利用する方は当然結婚したい人ですので、結婚詐欺を行う詐欺師からすれば、結婚したい意思を持っているかどうか確認する手間がなく、金銭等を騙し取りやすい相手方だけを選べばいいということになるからです。

また、婚活サイトや婚活アプリが年収や趣味など様々な情報が公開されている点も理由の1つにあげられます。

結婚したい人に気に入られやすいような虚偽含めた情報を入力し公開することで、騙し取るターゲットとなる相手方の選択肢を増やすことができることに加え、相手方が財産を持っているかどうかも事前にある程度確認することができるからです。

そして、今回のニュースにある「借金があるから結婚できない」という手口も常套手段で、相手方の結婚したい意思に乗じて金銭を引き出させることを目的としています。
結婚するために自らが取り除くことが可能な障害は取り除いてやろうと相手方が想うことを見越して伝えてきているのです。

それゆえ結婚詐欺は、財産的被害とあわせて感情まで騙されたという精神的被害を受ける、いわば二重の被害が発生する悪質な詐欺といえます。

対策としては、婚活サイトや婚活アプリは年々利用者が増えていますが、それに伴い、利用者の中に詐欺師も多く紛れ込んできているので慎重に吟味することが重要です。
結婚詐欺にかかわらず、投資の話を持ち出してきて投資詐欺を行う詐欺師などもいるので注意すべきです。

最後に結婚詐欺に遭ったかもと思った際には、遠慮なく当事務所にまでご相談ください。

Bio

弁護士 刈谷龍太

グラディアトル法律事務所代表弁護士。
中央大学法科大学院修了。2012年弁護士登録。
離婚・労働・ネット・消費者被害など一般向けのトラブルから、企業法務や経営サポートなど幅広く担当。